2013年12月20日金曜日

坂井戸洋子|セキララブログ「 アルコール警報・初めてのマレーシア 」

注意
※最初から謝ります。はっきり言って、読まなくていいです、自己満です。
(じゃあ書くなよって)
もう体液がほぼワインの状態で書いてます。
(とっとと寝ろ!)

周りのタイムライン面白くない!
いいことばかり、感動話しか、記念日か、イベントか、
通販か、今日の日記を謙遜的自慢げに書き散らかして。
成りすまして、傍観者達。いいね!はいらねー!
批判ネタとか誹謗中傷とか。
誰が喜ぶ?
誰に喜ばせようと思ってそれを書いている?

ってあんたも同類じゃね?
ってひとくくりにされると
それまでなのですが、

父に怒られること
その①
年の節目や祀り事を必ず守れと。
ごめんなさい父上。
毎年
ワタシは身内親族の行事
その他、お盆や、正月、クリスマスまでも
ないがしろ。
慣例行事にあまり浮かれない。
浮かれ、浮かれて、ワクワクしていた頃が懐かしくも思える。

最近では、なんっとも思わなくなり悲しい。
あ~ダメね。
父も怒るだろうな~
そういう行事を軽んじることを
許さない厳格な父で有るが故に、

法事の日を間違って覚えていて
こっぴどく怒られた。
先祖に詫びろ、死ぬまでずっと!

ワタシはね。
ワタシの決めた節目を
大事にしているのだ。
というわがままな主張は通用しない。
のが当たり前。ここは日本。

年末から正月と
マレーシアへ行く予定は
キャンセルとなり、
今年は。
我が家恒例、正月行事。
親族揃って謹賀新年を
祝えますよお父様。
初詣も一緒に行きましょう。
お節料理も食べましょう。

なぜ
マレーシア行きが
キャンセルかというと
マレーシア在住のセフレ、おっと、
訂正。
オトモダチ、が
日本に戻って来るからなのだ。

寒いですよ。日本は。
雪国ですよ。
都内のホテルを既に予約していると連絡有り、
彼もまた、ご家族との正月行事、
何年帰ってねえんだおい。いい加減にしろ!
といった利用から、今年の正月はJAPAN。

マレーシア在住の彼と知りあってからもう、
10年以上立つ、

ワタシが出逢ってからの
彼の歴史は
荒波と、豪雨、激動の
10年だった。
正確には3年くらいかな。
集中豪雨。

出逢った当時は
第一期六本木ヒルズ族だった。
愛車はフェラーリ。
当時30歳
いやまだ20代後半だったか、
ITバブル投機熱盛んな時期
波に乗り。
絶好調だった。
眩しくも見えた。
ワタシは憧れの眼差しで
彼を見ていた。
結婚もしていて、大金持ち。
優雅な生活。
いいな~
いいね!
羨ましいですよフェラ様。

洋子、
君も魅力的だし、
なにより賢い、
今よりも
もう少し主観から客観的に
物事を見れるようになれば
きっと成功する。
君は僕よりも
多くの人が人間性に魅力を感じ
君に付いてくるだろう。
容姿もいい、男負けしない
しっかりした女性だ、
女性から憧れられる女性なのだから、
実業家としての才能は十分にある。
だから頑張って!
と応援され、
彼から学んだことはたくさん有り、
組織や企業の作り方など、
今でも彼が語った多くの言葉が活かされている。
だが、
しかし、

彼の乗り乗りIT事業、
投機熱は
一時的なバブルだった。

※そう言えばセカンドライフってどこ行った?
巷があんなに騒いでいたのに、
あれも一種のバブルか?

フェラ様の
バブリーな生活は一転して
転がるように奈落の底の底、
さらに底が見えない程の泥沼へ、
落ちて行き、深く沈んだ。
すべてが無くなった。
ワタシは彼の転げて行く様を
間近で見ていた。
酷いものだった。

最速で登りつめた頂上と成功が
急激な失速。最悪の失敗。
ブラックマンデーみたいに、
今でも覚えている。
有る日、
そう、
たった数日で
国が滅びたように見えた。

最後の電話。
俺、
もう
駄目だ、
もう洋子には会えない。
君には迷惑を掛けたく無い、
しばらくは連絡しないから。
何か、誰かに僕のこと聞かれても
知らぬ存ぜぬで
通してくれ。
それだけ。
洋子、元気で。

その後、
しばらく
音信不通
間接的な情報だけが入ってくる。
立ちあげた会社。関連企業、
金魚の糞のようにくっついた大手・中堅取引先
さらに出資先・融資先からの
返済請求。
訴訟問題。
警察・弁護士・公認会計士・債権者集会。
当局から未税、差し押さえ。
子会社の整理。役員従業員全員解雇。
本社倒産・離婚・裁判・自己破産。

彼はその後
日本から姿を消した。

再び彼から
連絡が有ったのは3年経った
有る夜。
今、マレーシアに住んでいると、
観光にでも来ないかと
誘われた。

もう大丈夫なの?
あぁ、なんとか生きてるよ。
声は変わらずワタシの知る彼だった。
少し落ち着いた感じを受けた。

初めてのマレーシア、
知らない土地。
空港迄迎えに来てくれた彼は、
以前よりも落ち着いていて、
物腰も柔らかく、絶好調有頂天のヒルズ族から一転、
鼻息の荒さも無い。
ナチュラルな感じだった。

すべて片付いた。
ただ僕の居場所は日本にはもう無い。
日本は失敗した人間を落伍者扱いする、
しかもそのレッテルは一度張られると
ずっと付きまとう、マイナスイメージとして
そんな目で見られることも、
日本で起きた転落のトラウマも
ここでは関係無い。
僕はここからでも
日本はもちろん世界の
人々とビジネスが出来るし、
居心地が良い環境なんだ。
あの頃のぶっちぎりなヒルズ族丸出し
フェラーリ乗りまわし、
豪華兼蘭、毎晩パーティーのような賑わいの有る
生活では無いが、

オシャレなオフィス兼、
プール付きの邸宅は
せまぜましい東京とは違い。

別の意味で
ワタシは彼を羨ましく思えた。
過去の転落は、彼を確実に成長させ。
また新たな事業を始めている。
不動産投資も始めているようだ。

苦労と苦悩が顔に刻まれて見えるが
ワタシには多くを語らない。

今充実しているのだから、それでいい、
そして過去の失敗から多くを学んだ彼は、
同じ過ちを繰り返さないだろう。
そんな雰囲気を彼から感じとった。

たまに日本には戻るけど
年に1回程度かな、

他にも日本人が
毎年増えてきてる。
日本語が話せる外国人と会うと
必ず友達になれるしね。

楽しそうに語る彼。
今の生活に満足している。

夕飯に紹介された。
彼のビジネスパートナーも
だいぶ年上の方だったが
紳士的で愛妻家。
現在家族皆でマレーシアに永住している。
日本にもマンションを所有していて、
他国を転々と仕事で行くことや、
日本人との文化の違いや、生活感の違いを、
おもしろおかしくワタシに語ってくれた。
海外の魅力を知り、
グローバルな価値感が芽生えた日であった。

3人、食事を終えて、程良く酔い。
年上の紳士は帰宅。

フェラ様とワタシ。
広い家、

洋子が日本に疲れたら。
いつでも来ていいよ。

旅費も食事も部屋も心配無いから、
僕も今、ひとり身だし、特段忙しわけでも無い。
洋子が来るならいつでも歓迎するよ。
優しいフェラ様。
素直に、甘えても、良いですか!
ぼんやりと
心が柔らかくなるワタシ。
ありがとう。
あら?
ございますって
語尾忘れ。

ゲストルームに案内されて
ここが君の部屋ね。
自由に使っていいからね、

うっ?
ああっ?
ワタシ、
スイッチが、
入っちゃった!
沈黙と静止。
お互い瞳と瞳が有っていたほんの数秒。
申合せた訳でもなく、
自然と唇と唇、静かに重なって、
彼とゲストルームのベッドの中へ、
整っていた部屋に着衣が散乱。
乱れた。もう止められない。
ワタシも彼も
ふたり、愛欲が満たされる迄、
マレーシアの夜は永遠と続いた。

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